[メイン5] 継国巌勝 :  

[メイン5] 継国巌勝 :  

[メイン5] 継国巌勝 :  

[メイン5] 継国巌勝 : 「縁壱から聞いた街は…此処か」
…鬼に近い気配を…複数感じるな

[メイン5] 継国巌勝 : 「…用心していかなくてはな」

[メイン5] 継国巌勝 : 腰に掲げている日輪刀をいつでも抜刀出来るようにし、慎重に進んでいく

[メイン5] うちはマダラ : その月の夜。
街そのものが夢に落ちたような夜。
月を背にしてその男は立っていた。

[メイン5] うちはマダラ : 「……」

[メイン5] うちはマダラ : 街そのものを見下ろすように腕を組み、高台に立つその男は、一人の強者の気配を感じて視線を落とす

[メイン5] うちはマダラ : 侍という奴か?
この街に集まった者達の中でも……まともに出来る方のようだ

[メイン5] うちはマダラ : 「……」

[メイン5] 継国巌勝 : 「……………」
………何処からかの強い闘志がこの身体を突き抜けて行くようだ
無視して街の中心へと向かう

[メイン5] うちはマダラ : ……少し、ちょっかいを出してみるとするか
暇をしている事だしな

[メイン5] うちはマダラ : その高台から飛び降り、その男の進む先へ

[メイン5] うちはマダラ : その「うちは」を携えて
グルリと回って地面に脚を叩きつける

[メイン5] 継国巌勝 : 「………………」

私の進む先に男が一人ぽつんと立っている
あの強い闘志を放っていた男なのだろう

[メイン5] うちはマダラ : 「…………」

腕を組んだまま、その長髪を靡かせその男を見つめる

[メイン5] うちはマダラ : 「その闘気……その目……」

[メイン5] うちはマダラ : 「お前も、この街に明確な目的があって来た口か」

[メイン5] 継国巌勝 : 「そうだが……お前は?」

[メイン5] うちはマダラ : 「オレは……」

[メイン5] うちはマダラ : 過去のことを思い返す
ここに来るまでの経緯を

[メイン5] うちはマダラ : 「……オレも、目的があって来た」

「だが恐らくお前とは違う」

[メイン5] 継国巌勝 : 「その闘志といい…お前の目的は戦う為に来たように見える」

[メイン5] うちはマダラ : 「なるほど、力だけではなく勘も鋭いようだな」

[メイン5] うちはマダラ : 「全くもってその通りだ」

[メイン5] うちはマダラ : オレの出しゃばった夢は
全てが偽りだった
争いを拒んだとしても
その内では争いを望んでしまうその心

[メイン5] うちはマダラ : 或いはそれを肯定する心構えにあの場で出逢った

[メイン5] うちはマダラ : ならば……オレは……

[メイン5] うちはマダラ : 「血湧き肉躍るような好敵手……オレはそれを望む」

[メイン5] 継国巌勝 : 「その気ならば…こちらも抜かねば無作法というもの」

[メイン5] うちはマダラ : 「有難い事だ」

[メイン5] うちはマダラ : 腕組みを解き、脚を踏み入れる
目の前の相手と力を交える為の構え

[メイン5] 継国巌勝 : 刀を抜刀し…呼吸を整え構える

[メイン5] 継国巌勝 : 「私は巌勝……」

「名前を聞いておこう、NINJAよ」

[メイン5] うちはマダラ : 呼吸……奇妙な息遣いだ

[メイン5] うちはマダラ : 「……マダラ」

「うちはマダラだ 巌勝とやら」

[メイン5] 継国巌勝 : …うちは
聞いた事はないが…やらねばな

[メイン5] うちはマダラ : 「行くぞ」

[メイン5] うちはマダラ : 地面を踏み壊すほどの力を込めて
その男へと一歩

[メイン5] 継国巌勝 : 「…月の呼吸」

[メイン5] 継国巌勝 : 「壱ノ型 闇月・宵の宮」

[メイン5] 継国巌勝 : 横に薙ぎ払うよう、一閃

[メイン5] うちはマダラ : 「!」

[メイン5] うちはマダラ : 空に三日月のような斬撃が走った
横に薙ぐような一撃

[メイン5] うちはマダラ : 咄嗟に地面を蹴り飛び上がり、それを躱す
人体を引き裂くのに充分な斬撃が
一瞬にして無数に舞う

[メイン5] うちはマダラ : それを可能にしているのは
あの奇妙な息遣いか

[メイン5] うちはマダラ : 飛び上がった勢いを殺さぬまま斬撃を放った男に飛びかかる

[メイン5] 継国巌勝 : 「避けるとは…流石NINJAと言ったところか」

[メイン5] 継国巌勝 : 再び息を整え…
「…月の呼吸」

[メイン5] 継国巌勝 : 「伍ノ型 月魄災渦」

[メイン5] 継国巌勝 : 刀を振る事なく
私の周りに…斬撃を纏わせる

[メイン5] うちはマダラ : 刀を振る様子が見えなかった

[メイン5] うちはマダラ : いや そもそも振っていないのか

[メイン5] うちはマダラ : 瞬間にして吹き荒れた斬撃を切り払う

[メイン5] 継国巌勝 : 「…これも防ぐか」

[メイン5] うちはマダラ : 先からの息遣い
人間の身体としての限界を引き上げるものか

[メイン5] うちはマダラ : その限界を超えた闘気が
幻覚として可視の斬撃を顕現させる

[メイン5] うちはマダラ : ……面白い

[メイン5] 継国巌勝 : 「……………」
呼吸を少し整える。

[メイン5] うちはマダラ : だが……その単純な剣術はどうか

[メイン5] うちはマダラ : そのまま近づき
切り結ぶように一閃を放つ

[メイン5] 継国巌勝 : 「月の呼吸」

「漆ノ型 厄鏡・月映え」

[メイン5] 継国巌勝 : 負け時と斜めに一閃し
マダラからの攻撃を退ける

[メイン5] うちはマダラ : 得物がぶつかり合い大きく弾かれる
侍は伊達ではないか
斬撃が飛ぶ手品だけの男ではないようだ

[メイン5] うちはマダラ : それに……
背後を見れば大きく抉れた地面

[メイン5] うちはマダラ : ……なんという間合いと破壊力

[メイン5] 継国巌勝 : 「…………マダラとやら」
「NINJAの割には術は使わない様だな」

[メイン5] うちはマダラ : 「……見たいか?」

[メイン5] うちはマダラ : そうか
目の前の侍は術がお望みか

[メイン5] うちはマダラ : 面白い剣技を見せてもらった礼はせねばなるまい

[メイン5] 継国巌勝 : 「……………」

[メイン5] うちはマダラ : 「望みならば見せてやろう」

[メイン5] うちはマダラ : 瞬時、手を結び

[メイン5] うちはマダラ : 「火遁・豪火滅却」

[メイン5] うちはマダラ : 視界にある全てを呑み込まんとするほどの炎
それを口から勢いよく吐き出す

[メイン5] 継国巌勝 : 口から…炎か…
だが

[メイン5] 継国巌勝 : 「月の呼吸…玖ノ型 降り月・連面」

[メイン5] 継国巌勝 : 刀を振り下ろし
迫り来る炎の勢いを上から降らせた斬撃により

[メイン5] 継国巌勝 : 掻き消す

[メイン5] うちはマダラ : ふむ

[メイン5] うちはマダラ : 手を抜いたつもりはないオレの火遁を
真っ向からの斬撃だけでかき消したか

[メイン5] うちはマダラ : ならば

[メイン5] うちはマダラ : 「これでどうだ?」

[メイン5] うちはマダラ : 巨大な腕をその場に現し
叩き潰すほどの勢いで巌勝へ

[メイン5] 継国巌勝 : 呼吸を整え

[メイン5] 継国巌勝 : 「月の呼吸」

「壱ノ型 闇月・宵の宮」

[メイン5] 継国巌勝 : 地面へと放ち、その衝撃を貰い
巨大な腕が振り下ろされる場所から退避する

[メイン5] うちはマダラ : 避けた
斬撃を地面に放ちその衝撃で加速したのか

[メイン5] うちはマダラ : 力も技巧も良い
頭も切れる

[メイン5] うちはマダラ : しかし何だ?
この男から感じる何か足りない感触は
これほどまでの男だぞ

[メイン5] 継国巌勝 : 「…どうした?お前の術はもう終わりなのか」

[メイン5] うちはマダラ : 「何」

[メイン5] うちはマダラ : 再び印を結び

[メイン5] うちはマダラ : 「火遁・龍炎放歌の術」

[メイン5] うちはマダラ : 火龍を複数
目の前の男を食い破るように放つ

[メイン5] 継国巌勝 : 「…月の呼吸」

「拾陸ノ型 月虹・片割れ月」

[メイン5] 継国巌勝 : 火龍の位置を正確に見極め、放つ

[メイン5] 継国巌勝 : 火龍を掻き消す勢いの三日月による、斬撃が降り注がれる

[メイン5] うちはマダラ : その斬撃は確かに火龍をかき消した

[メイン5] うちはマダラ :

[メイン5] うちはマダラ : その炎で埋まった視界に紛れ
上空に既に浮かんでいる

[メイン5] うちはマダラ : 巨岩

[メイン5] 継国巌勝 : 「……!」

[メイン5] うちはマダラ : 「受け止められるか?」

[メイン5] うちはマダラ : それはその侍に向けて
ゆっくりと落ちてくる

[メイン5] うちはマダラ : まるで空が堕ちてくるように

[メイン5] 継国巌勝 : 受ける傷を…
減らす事しか方法はなさそうだ

[メイン5] 継国巌勝 : 隕石が落ちる前に
最大限退避し

[メイン5] 継国巌勝 : 呼吸を整え

[メイン5] 継国巌勝 : 「伍ノ型 月魄災渦」

[メイン5] 継国巌勝 : 自身に纏わせる

[メイン5] うちはマダラ : 地に落ちる隕石は
それを受け止めるように纏われた斬撃に大きく削られる音を立てながらも地へ
大きな衝撃と共に自壊する

[メイン5] 継国巌勝 :  

[メイン5] 継国巌勝 : 「………………」

[メイン5] うちはマダラ : この身体があの時と違い穢土転生体でない以上
道連れのように使う事はできん

[メイン5] うちはマダラ : あの男と激戦を繰り広げた戦場から離れた高台で
その戦場の跡を見つめる

[メイン5] うちはマダラ : ……受けたな
随分と威力を減衰させたようだ

[メイン5] うちはマダラ : これ以上あの男とやるのも不都合だ
まだこの街に相手は大勢居る

[メイン5] うちはマダラ : 此処は……引き下がるのが吉、か

[メイン5] 継国巌勝 : 「………………」

[メイン5] 継国巌勝 : マダラは…撤退した様だな

[メイン5] 継国巌勝 : 身体が全身ズタボロだ、やってくれた
…そういえばうたさんから握り飯を貰っていた

[メイン5] 継国巌勝 : 自身が辛い状況と言うのに…義理の兄である私の為に握り飯を用意してくれるとは
…良き妻を持ったな、縁壱

[メイン5] 継国巌勝 : 握り飯を口に運び、美味しく頂き飲み込む。
体力は…これで回復したも同然だ

[メイン5] 継国巌勝 : …私の目的は戦いではない
叡智を持つと言われる物体のみ

[メイン5] 継国巌勝 :  

[メイン5] 継国巌勝 :  

[メイン5] 継国巌勝 :